屋根外壁塗装工事で後悔しないための基礎知識（福島市の工事店　オール ガイソー）

マイホームを長持ちさせるために欠かせないのが「屋根・外壁塗装工事」です。
屋根や外壁は常に紫外線・雨・風・雪といった自然環境にさらされており、年月とともに劣化していきます。

代表的な劣化症状としては、

外壁の色あせ

手で触れると白い粉がつくチョーキング現象

ひび割れや塗膜の剥がれ

コケやカビの発生

雨漏り

などがあります。これらを放置すると、外観が損なわれるだけでなく、建物内部に水が浸入し、躯体の腐食や断熱材の劣化につながる可能性があります。

塗装工事は単なる「見た目のリフォーム」ではなく、家を守る「予防工事」としての役割が大きいのです。一般的に外壁は10〜15年、屋根は8〜12年を目安に塗装を検討することが推奨されています。

塗装工事で最も気になるのは「費用」でしょう。費用は建物の大きさや塗料の種類、施工内容によって変動しますが、目安を知っておくと安心です。

一般的な費用相場

外壁塗装：80〜150万円（30坪住宅の場合）

屋根塗装：30〜80万円

屋根＋外壁セット：120〜200万円程度

費用の内訳

足場代（全体の10〜20％）
　作業の安全と塗装品質を守るために不可欠。

高圧洗浄・下地処理費用
　汚れや古い塗膜を落とし、塗料の密着を高める工程。

塗料代
　耐久年数や機能性に応じて変動。

人件費（職人の施工費）
　工事の丁寧さや技術力に直結。

「安さ」だけを基準に選ぶと、低品質の塗料を使用されたり、下地処理を省略されるケースもあるため要注意です。複数の業者から見積もりを取り、費用の内訳を比較することが重要です。

塗装工事の寿命を左右するのが「塗料選び」です。塗料は種類ごとに特徴と耐用年数が異なります。

主な塗料の種類

アクリル塗料（耐用年数：5〜8年）
　価格が安いが、耐久性が低いため現在はあまり選ばれない。

ウレタン塗料（耐用年数：7〜10年）
　柔軟性があり細部の塗装に適しているが、寿命は短め。

シリコン塗料（耐用年数：10〜15年）
　価格と性能のバランスが良く、最も普及している。

フッ素塗料（耐用年数：15〜20年）
　高耐久で美観も長持ち。費用は高めだが長期的には経済的。

無機塗料（耐用年数：20〜25年）
　最新の高性能塗料で耐候性が非常に高い。ただし初期費用が高額。

建物の立地環境（海沿い・雪が多い地域・日当たりが強いなど）やライフプランに合わせて塗料を選びましょう！

塗装工事は単に「色を塗る」だけではなく、複数の工程を丁寧に行うことが必要です。

一般的な工事の流れ

現地調査・見積もり
　劣化状況を確認し、適切なプランを提案。

足場の設置・養生
　安全性を確保し、周囲に塗料が飛散しないように保護。

高圧洗浄
　汚れやカビ、古い塗膜を落とす。

下地処理
　ひび割れやシーリング材の補修を行う。

下塗り・中塗り・上塗り
　塗装は3回が基本。下塗りで密着性を高め、中塗り・上塗りで仕上げる。

検査・引き渡し
　最終確認を行い、必要に応じて手直し。

この流れを省略せずに行うことで、美観と耐久性を兼ね備えた塗装が完成します。

塗装工事で最も重要なのは「どの業者に依頼するか」です。

業者選びのチェックリスト

見積もりが詳細で明確か
　塗料のメーカー名や使用量まで記載されているか。

施工実績が豊富か
　過去の施工事例や口コミを確認。

資格や許可を持っているか
　一級塗装技能士や建設業許可など。

保証・アフターフォローがあるか
　工事後に不具合があった場合の対応が明確か。

営業姿勢が誠実か
　不安をあおって契約を急がせる業者は避けるべき。

複数業者に見積もりを依頼し、説明の分かりやすさや対応の丁寧さも判断材料にすると安心です。